測定器紹介(動画):三次元測定機用専用治具『位置決めくん①号、②号』

三次元測定機用専用治具『位置決めくん』紹介動画(第1弾)|インスタグラム(1:24)

当社が最近発売した『三次元測定機用治具(CMM用治具)『位置決めくん』』を動画で紹介します(発売開始の記事はこちら)。動画では、『位置決めくん①号』と『位置決めくん②号』の違いと使い方の触りの部分をお見せしています。
三次元測定機用治具(CMM用治具)『位置決めくん』の詳細のスペックは、こちら

製品に合わせた『位置決めくん』を用意することで、ワークを素早く、繰り返し同じ位置にセッティングできます。
その利点は、主に以下の通り。

  1. 再現性の確保と測定精度の向上:CMM用治具を使用することによって、ワークは測定中に動かないように固定される。そのことにより、ワークの位置精度の再現性が確保され、高精度な測定を可能にする。
  2. 測定効率向上(コスト削減):CMM用治具にはワークに合わせたクランパーや位置決めピンなどを用いるため、ワークの固定が容易に素早く完了する。それにより、測定時間が短縮され、測定効率が向上し、測定コストの削減に繋がる。
  3. 自動化のための必要条件:CNC三次元測定機で測定を自動化するためには、CMM用治具でワークを常に一定の位置に設置することが必要条件となる。

以上のように、『位置決めくん』は、三次元測定で少しでも時間を削減したいという方、毎回位置決めに苦労しているという方、CNC三次元測定機で測定の自動化を検討されている方などのお役にたつこと請け合いです。お気軽にお問合せください。

動画では、『位置決めくん①号』と『位置決めくん②号』をそれぞれ説明しています(上の画像参照)。

  1. 位置決めくん①号(汎用V形クランプ式)
    (1) 三次元測定の定盤上に固定した鉄定盤の端面を使用して『位置決めくん①号』を置きます。
    (2) ワークをセットし、まずは円周方向の位置決めを行います。動画では円形状製品に対し横穴にピンを挿入して固定(製品毎に設計対応)。
    (3) その後、可動式V型クランプでワークを挟み込んで固定します。
    (4) これで位置が決まり、自動プログラムにより測定を行います。
  2. 位置決めくん②号(トグルクランプ式)
    (1) 三次元測定の定盤上に固定した鉄定盤の端面を使用してバイスを設置し、そのバイスに『位置決めくん①号』を挟んで、立てます。
    (2) ワークをセットし、複数箇所のトグルクランプで固定します(ワークの基準面、位置決め方法、クランプ部を製品毎に設計対応)。なお、動画ではワークを一個のみ取り付けて測定していますが、この治具では2個同時に取り付けることで一個当たりの測定時間を削減することが可能です。
    (3) これで位置が決まり、自動プログラムにより測定を行います。